ハクビシンの特徴とは?住宅被害や駆除時に注意すべきこと
タヌキやアライグマに似ているハクビシンは、日本では建物を傷める害獣の一つです。
漢字では「白鼻心」と記載され、鼻に白い筋が入っており鼻頭はピンク色であるのが特徴的なジャコウネコ科の肉食類です。
肉食類には分類されていますが、ハクビシンは野菜や果物、木の実、生ごみ、昆虫から小さな哺乳類まで、様々なものを食します。
全長は1m前後、体重は5㎏ほどで、オスに比べてメスの方が小さめです。
ハクビシンは冬眠をすることがなく、1年中活動しています。
ハクビシンは、寒さに弱く高温多湿である日本の夏が苦手な害獣です。
そのため、寒い冬は暖を求めて屋根裏や天井裏に住み着くことが多く、夏場は涼しい床下を住処にしていることが多いという特徴があります。
ハクビシンが屋根裏や床下に住み着いてしまった場合、トイレを一か所に定めておこないう習性があります。
そのためハクビシンの糞尿による悪臭、建物の腐食、病原菌などによる健康被害を引き起こしてしまう場合があります。
また室内に侵入してしまうと家具を齧って痛めてしまう恐れもあり、ハクビシンが住み着いていることがわかったら早急に追い出すことが重要です。
ハクビシンはコウモリやイタチと同様、鳥獣保護法で狩猟獣として定められているため、予防的捕獲が許可されていません。
しかし、都道県知事や自治体などによる有害鳥獣の認定がされた場合、駆除することが可能です。