ネズミの生態

    
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ネズミの生態

ネズミは、害獣の中でも被害が多く出ている動物です。床下や、屋根裏に潜んでいる場合が多いですが、冷凍倉庫のような低温状態でも生息する種類もいます。そのような適応能力の高さからネズミはどこでも繁殖し、私達人間に悪臭や感染症、騒音などの害を与えます。 

ネズミの危険性

ネズミは繫殖能力に優れており、群れで行動する場合が多いです。また、環境適応能力にも優れているので、どこにでも生息しています。雑食のため何でも食べるので、場合によっては私達人間の食べ物も食べます。ネズミは、我々の生活のすぐ隣に生息しており、時には人間にも病気や感染症などを媒介します。

そんなネズミによる危険性は、実際どのようなものがあるのかご紹介します。

  1. 漏電や火災
    ネズミの被害の中で、特に心配なのが漏電や火災の被害です。ネズミは何でもかじるので、電流が流れている配線もかじってしまいます。そのため、破損した部分から漏電して火災の原因になってしまうことがあります。
  2. 悪臭
    ネズミは一度住み始めると、よっぽどのことがない限り自分からは出ていきません。そのため糞尿が一箇所に蓄積していき、放っておくとカビが生えて悪臭の原因にもなります。また、住み着いたネズミがその場で死んでしまった場合はそのまま腐ってしまうので、強い悪臭を放ち衛生的にも非常に悪いです。
  3. 感染症
    ネズミは走る病原菌と呼ばれるほど、身体に多くの病原菌を持っています。特に危険なのが、クマネズミという種類のネズミで、クマネズミは走りながら糞尿をする習性があります。まき散らされた糞尿は時間が経つと粉状になり、その上をネズミが走ると粉状の糞尿が舞い上がります。それが人間の肺などの気管に入ると、感染症にかかってしまう可能性もあるので注意が必要です。
  4. ノミ・ダニ
    ネズミの身体にはノミやダニが付着していることが多いです。屋根裏や、排水溝のパイプの中、水中での異動を得意とするネズミもいるので、ノミ・ダニが付着する機会は大いにあります。 
    住みついた場所でネズミが死んでしまうと、付着していたノミやダニは散らばり、新たな宿主を探し始めます。最悪の場合人間に付着し、噛まれた際には痒みを伴う発疹が出たり、感染症になったりします。 

ネズミの種類

現在日本には、20種類以上のネズミが生息しています。その中でも特に被害が多いのが以下の3種類です。

  1. クマネズミ
    体長15〜22cmほどの大きさまで成長し、茶色の体をしているのが特徴です。1年に5〜6回出産する時期があり、一度の出産で4〜8匹を出産します。寿命は1年〜1. 5年と短いですが、繁殖能力の高さから広い範囲で見かけられます。
  2. ドブネズミ
    体長19〜26cmほどで、灰色系の黒っぽい色をしているのが特徴です。1年に5〜6回出産する時期があり、一度の出産で8〜10匹を出産します。寿命は約3年です。高い所を上るのは苦手で、湿った場所を好む傾向があるため、床下に多く生息しています。
  3. ハツカネズミ
    体長6〜9cmほどで、茶色っぽい色をしているのが特徴です。1年に6〜10回出産する時期があり、一度の出産で5〜7匹を出産します。寿命は約3年です。妊娠期間が20日程度であることが名前の由来になるほど、繁殖能力は非常に強いです。体も小柄で素早く動くので、駆除は難しく厄介なネズミです。

ネズミの習性

ネズミは種類が多く存在しますが、共通する習性があります。習性を理解することで、対策や駆除を行いやすくなります。

  1. 夜行性
    基本的にネズミは日中暗闇の中でじっと身を潜め、夜になると活発に動き回ります。私たち人間が夜寝ている間に天井裏で動き回り睡眠の妨げになるなどの被害が発生しています。
  2. 物をかじる
    ネズミの前歯は一生伸び続けるので、手当たり次第何でもかじり前歯をすり減らす習性があります。配線や木材などもかじるので、火災や破損などの被害にもつながってしまいます。
  3. 警戒心が強い
    ネズミは警戒心が非常に強い動物です。少しの環境の変化にも敏感に察知する能力が優れています。ネズミ捕りを仕掛けても、なかなか捕獲できないのはそのためです。
  4. 決まった場所を通る
    ネズミは同じ場所を通る習性を持ちます。ネズミの通り道には「ラットサイン」という痕跡が残っています。壁や床が黒ずんでいたり、糞尿が残っていたりします。これらはネズミの通り道である証拠で、そこに罠を仕掛けることにより捕獲の可能性が上がります。

対策のコツ

  1. 状況をしっかり把握する
    ネズミがどこに潜んでいるのか、どこから侵入したのか、ネズミが走った痕跡(ラットサイン)はないかなど、ネズミが居るであろう現場を隅々まで調査しましょう。現場を理解することで、駆除の方法も決めやすくなります。
  2. ネズミの通り道に罠を仕掛ける
    先述した通り、ネズミは同じ所を通る習性があります。そのため、ラットサインがあった場所になるべく罠を仕掛けましょう。ネズミは非常に警戒心が強い動物なので、少しの変化にも敏感に反応します。せっかく罠を仕掛けても、全くかからないということにならないように、複数箇所に仕掛けておくことをオススメします。
  3. 餌を仕掛けるなら秋から冬に仕掛けるのがベスト
    ネズミは秋から冬にかけて食欲が増します。その頃に餌を仕掛けると、ネズミも罠にかかりやすくなります。粘着剤と殺鼠剤をうまく使うとより効果的です。
  4. 仕掛けを何度も動かさない
    警戒心が強いネズミは、少し変化しただけで罠に近づかなくなります。たとえ罠にかからなかったとしても、頻繁に罠の位置を変えるのは、かえってネズミを遠ざけてしまいます。一度罠を仕掛けたら少し様子を見てみましょう。
  5. ネズミが侵入しそうな隙間を埋める
    ネズミは小柄な体格を生かして、私達人間の想像以上に小さな隙間でも入ることができます。少しでも隙間を見つけたら金網等の害獣ネットで侵入を防ぎましょう。一度駆除したけどまた侵入してきて住みついてしまった、とならないように念には念を押して注意が必要です。